リバティシュシュ(次亜塩素酸水)によるSARS-CoV-2への
感染性の不活化及び遺伝子破壊試験

【試験方法】

試験液:リバティシュシュ

ウイルス:新型コロナウイルス SARS-CoV-2 (2019-nCoV/Japan/AI/I-004/2020株)

細胞:VeroE6/TMPRSS2細胞

培地:DMEM

ウイルス力価(感染価)検出法:TCID50法

ウイルス液中FBS(ウシ胎仔血清)濃度:1%

ウイルス液:次亜塩素酸水比率 = 1:19

使用したウイルス濃度:6.3 x10⁷TCID50/mL 

表1.通常のウイルス液を用いた不活化試験の成績
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表2.生理食塩水に置換したウイルス液を用いた不活化試験の成績
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【まとめ】

  本試験では、各濃度の次亜塩素酸水19量と新型コロナウイルス液1量の割合 で混合して、1分間処理した。処理後に次亜塩素酸水をチオ硫酸ナトリウム液で中和して、直ちにウイルスカ価(感染価)を TCID50法で測定した。その結果、通常のウイルス液を用いた場合には、200,102,49ppm処理では感染性ウイルスは 検出限界未満で不活化度は>99.99955%であった。21ppm及び10ppm処理ではそれぞれ97.45%、60.9%不活化された。5ppmでは不活化されなかった。この結果は、これまでの試験結果と一致し、NITEで報告された結果とも良く一致する。

 一方、ウイルス液中の培地成分を生理食塩水に置換したウイルス液を用いて同様の試験をすると、5ppm処理でも感染性ウイルスは検出限界未満で不活化度は>99.99955%であった。この結果から、培地中に含まれるアミノ酸が有効塩素 を消費するため、比較的高濃度の50ppm以上の次亜塩素酸水でウイルスが不活化されるが、アミノ酸を除去した場合には、5ppmでも検出限界未満まで不活化できると考えられた。

 感染者の唾液などには、細胞培養液のような高濃度のアミノ酸は含まれていないため、50ppmよりも低濃度の次亜塩素酸水でも SARS-CoV-2 は1分間で不活化できると考えられた。

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シュシュ急性経口毒性試験報告書

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